- COLLECTIBLES&ANTIQUES -
日本では昨今「お宝」(アンティークやコレクティブルアイテム)ブームだと聞きます。
米国では伝統的にアンィテークが定着しており、街を歩けば、いたるところにアンティーク
ショップを見かける事ができます。またスワップミートなどもいたる所で開催されています。
日本在住時から既に物欲人間だった私にとって、これはまたと無い
チャンス!! 興味の赴くままに、いろいろなものを集めてきました。
そんな中から、特に現在(といっても前から)中心に集めているものをご紹介いたします。
また、ベイエリアのアンティークスポットもまとめてみました。
(因みにアンティークとは、現在より100年以上昔のものを指すのが一般的な解釈だそうです)。
<ART DECO>
1925年にパリで開催された万国博覧会において、工業の発展に伴い日用品によりデザインを取り入れるために
提唱されたのが、ART DECO(日本ではアールデコと呼ぶ)のコンセプトです。19世紀後半よりヨーロッパを風靡した
アールヌーボーの持つロマネスク・ナチュラリスティック的なイメージと異なり、
よりモダーンなイメージを前面に押し出しているのが大きな特徴といえます。
基本的にそのデザインコンセプトは、ジグザグ(角を強調したもの)、 ストリームライン(流線型)、
エスニック(アフリカや中近東のデザイン)を取り入れたもので構成されています。
アメリカにわたったアートデコは、先ずニューヨークで開花し、やがて映画の隆盛に呼応して
西海岸はハリウッドで映画のセットなどを中心に盛んに取り入れられました。 また当時の高級リゾートだった
マイアミに飛び火し、ここではトロピカルなカラーとマッチして独特の空間を築き上げています
(今でもマイアミビーチはDECOディストリクトとして有名)。
アートデコは建築にも大きな影響を与え、NYのエンパイヤステートビルディング、日本では
フランクロイドライト設計による旧帝国ホテルが有名。サンフランシスコにも多数当時の建造物が残っています。
最近建築されたものでは、マリオットホテルのデザインがまさにアートデコを象徴しております。
アートデコの隆盛は、第2次世界大戦の終わりまで続きますが、この当時製作された、この様式を汲んだものを集めています。
ただアートデコの品々は、70年代後半より人気が高く、
高価で思うように手が出ないのがたまにキズです。
<Hand Painted NIPPON>
1868年の開国後、日本は国内の通貨(当時は金銀財宝?)の海外流出
に歯止めがかけられない
状態になり財政的に深刻な状態にありました。
時の総裁・福沢諭吉は、外貨獲得の手段として貿易を推奨。
当時日本の独断場だった陶器を武器に外貨獲得に動き出しました。
この呼び掛けに応えた森村市左衛門が貿易会社森村組を設立(後のノリタケ)、
陶器を中心とした米国との貿易をスタート。1904年にはNYに事務所を開くまでになります。
当時日本は諸外国との間に関税自主権が無く原産地証明も不要だったため、
1911年の関税自主権締結までの間に森村組のみならず、日本から輸出された陶器には、Made in Japanではなく
NIPPON(若しくはHand Painted NIPPON)と書かれていました。これがHAND PAINTED NIPPONで
米国では、代表的なコレクティブルアイテムになっています。
この当時のものは、やはりその絵付けの技術が芸術的にも素晴らしい。陶器自身のデザインも抜群だと思います。
最近は、まとまったセット(ディナーセットやティーセット)はホントに見かけなくなりましたが、
たまに地方で40ピースぐらいのセットがそのまま見つかったりとか
凄い掘り出し物に出くわす事があります。ほんとはVASEなども欲しいのですが、
これらはなかなか出てこなくなりましたね。
<OCCUPIED JAPAN>
第二次世界大戦終了後、1945年より日本はアメリカの占領下となりました。この状態は1952年まで続きます。
この間にやはり外貨獲得と復興に一役買ったのが、日本の陶器及び玩具でした。
この占領下に日本より輸出された品々は占領下ということで原産地証明がMade in OCCUPIED JAPANと記載されました。これがオキュパイドジャパンと呼ばれるアイテムです。
絵付けの技術等は、やはりその当時ですから決してクォリティの高いものとはいえませんが、
NIPPONと同様、日本の復興に寄与した品々を日本人として見逃す事ができません。
やはりセットで出てくる事は希ですが、小物はまだまだたくさん出回っています。
アンティークショップでコーヒーカップなどを見つけたら先ず底にある銘を見てください。
またデミカップなどは、わりと数がありそうですので、
いろいろな種類を集めてみるのも楽しいかと思います。
<HAYWOOD-WAKEFIELD>
1826年に、Haywood兄弟によって椅子を主な製品として設立されたHaywood-Brothers社は、ラタン家具の大手
であったWakefield社との合併により1883年Haywood-Wakefield社として、
そのオペレーションをシカゴ(本社はマサチューセッツ)でスタートしました。1920年代初頭に提唱されたアートデコの
流れをいち早く取り入れた同社は、1931年よりMODERNデザインのファニチャーをリリースします。
やがてその流れを組むファニチャーのシリーズは、1940年代から50年代にかけて、
STREAMLINE MODERNファニチャーとして隆盛を極め、一部に熱烈なファンを獲得するまでになります。まったく古さを感じさせないその斬新なデザインは、
現在においても一級の価値は充分にあり、また素材がMAPLEで統一されているため、
リフィニッシュすれば最高の品質を保つことが可能です。残念ながら同社は1981年に倒産しますが、特に40年代から60年代初頭までの
作品は本当にすばらしい。一生ものの家具として、少しずつですが揃えていきたい逸品ぞろいです。
<50's GOODS>
アメリカがもっともアメリカらしかった時代、すべてに活気があり生き生きしていた時代。
それが1950年代であったことは、カラフルなペイントと巨大な羽のついた50'sカーに代表される
その時代の製品を見ればうなずけるような気がします。
40年代のモダンなラインを踏襲し、すべてに斬新でクロームメッキなどを多用した品々、
プラスチックなどの当時でいう新素材を貪欲に採用した品々は、
新時代の到来を予感させる息吹きが感じられるようで、
見ていてウキウキしてきます。こんな時代の小物
(日本でも、ベークライト製目覚し時計など面白いものはある)をいろいろ集めています。
<Antique Nile>
イーストベイはフリーモントとユニオンシティの間にこんな名前の小さな町があるのをご存知ですか?
Route238よりアクセスするここは町全体がアンティークショップで構成されています。
オープンカウンターのバーなんかもあり、ちょっとタイムスリップした気分になるかも・・。
毎年8月第4週の土日には町をあげてのアンティークフェスティバルが開催されます。
<Redwood City>
レッドウッドシティのダウンタウンの裏手にも、多くのアンティークショップが集約しています。
<San Carlos St, San Jose>
サンホゼにあるバリーフェアーショッピングモールから17号線をわたった南側、サンカルロス通り
沿いには、老舗の<アンティークコロニー>をはじめ、十数店のショップが点在しています。
<Hayward, B St>
ヘイワードの市街を東西に横切るBストリート沿いにも、多くのアンティークショップが集まっています。
<San Francisco,Gough & Market>
サンフランシスコ、マーケットとゴッフの交差点周辺には、アートデコや50'sなど、特徴を活かした
SHOPが点在しています。
<Martinez>
680号線を北上し780号線と交差する手前、サンパブロベイのほとりにあるこの町も、
アンティークショップの多い町として有名です。
<OTHERS>
其のほか、リバモアや、プレザントンのダウンタウン、北ではペタルマのダウンタウンなどにも、
数多くのアンティーク・コレクティブルショップが見受けられます。
ご興味のある方は、ぜひ散歩がてら出かけてみてはいかがですか?